ICLP 一般社団法人 国際発音検定協会

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「話せない」、「聞き取れない」を「発音」をから解決する

音声分析技術

国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)の情報技術部門・音
声情報処理グループでは、長年にわたって高精度な音声分析の研究を
進めてきました。その研究成果として、録音した音声の特徴量を抽出す
る技術を開発しました。
この音声分析技術をもとに開発した技術で、世界ではじめて、録音した
音の特徴量がIPAに定められた範囲に入っているか判定、つまり発音が
正しいか判定する技術が確立されました。これにより、人の手を介さず、発音の分析判定が可能になりました。

この技術は、大量の英語音声サンプルを収集して、発音矯正の観点から
の知見と音声分析における特徴とを詳細に検討しながら研究を進めるこ
とにより、学習者の英語の発声から、口の形や舌の位置など発声器官の
状態まで、細かく、自動的に判定する事が可能となりました。
従来の音声認識技術を活用した手法では、一般に音素を単位として判定
を行うため、発声された音がどの音に近いかという情報までしか取り出
せませんでした。これに対して本手法では、これに加えて舌が上顎に接
触しているかどうか、唇の丸めが十分かどうか、など調音器官に関する
詳細な単位で認識判定モデルを構築することにより、発声器官の状態を
具体的に判定することが可能になりました。
従来の各種スピーキングのテストでは、外国人という発音と直接関係な
い基準で選ばれた方が、人力で採点を行ってまいりましたが、当協会の
試験ではこの音声分析技術で公正に発音を判定します。

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